TOPサポートメニューPICKUP レポート【NEW!!】有機JAS制度の運用改善について

2021.10.11【NEW!!】有機JAS制度の運用改善について


こんにちは、有機農業者支援事務局です。

有機JAS認証の取得をお考えの皆様に朗報です。2021年10月1日より事業者の負担が軽減され有機JASに取り組めるよう制度運用に改善がありました。簡単に言うと、「有機JAS認証の取得が以前に比べて少し楽になった」ということです。

有機JASの運用の改善について

運用改善に関するチラシ

有機JASの信頼性を確保しつつ、事業者の負担が軽減され有機JASに取り組めるよう、以下の3点について運用改善がありました。これにより、資材調達に係る確認時の手間や年次調査対応の手間など認証に係る負担の軽減が期待できます。

  1. 有機JASで使用する肥料等の評価方法の見直し
  2. ほ場のサンプリング調査の導入
  3. リモート調査の導入

1.有機JASで使用する肥料等の評価方法の見直し

これまで、有機JASに取り組む生産者が肥料等の資材を使用する場合は、個々の生産者が資材メーカー等から書類を取り寄せて資材の評価を行うことが基本でしたが、一定の条件を満たす機関(登録認証機関や一般社団法人有機JAS資材評価協議会)が評価し公表した資材リストに掲載された資材については、生産者が無条件で使用できることとなりました。

上記資材リストに掲載されていない資材について、生産者が資材メーカー等の書類を基に適合性を評価して使用する場合であっても、資材の適合性を容易に判断できるよう、「有機農産物のJAS資材評価手順書」において、肥料等の評価の際に確認しなければならない化学物質等を明確化するとともに、この手順書をわかりやすく改訂されました。

有機JASで使用可能な資材のリスト及び有機農産物のJAS資材評価手順書はこちら

2.ほ場サンプリング

認証事業者がグループ認証で多くのほ場を持つ場合、一定の条件の下で、全てのほ場の調査を受けなくても、2年目以降の調査は、サンプリング調査を受けることを認めることとなりました。

ほ場のサンプリング調査の実施方法はこちら

3.リモート調査の導入

認証事業者が毎年受ける実地調査について、一定の条件の下で、2年目以降の調査は、リモートを活用した方法により実地調査を受けることを認めることとなりました。

リモート調査の詳細についてはこちら

運用改善に関するお問い合わせはこちら

URL: https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

メール:organic_jas2020@maff.go.jp

電話:03-6744-7139

 

今回の運用改善により、継続的な認証の手間や有機農業を始める第一歩のハードルが下がり、より踏み出しやすい制度環境となりました。これを機に有機JAS認証の取得を是非検討をしてみて下さい。

ライター:有機農業者支援事務局
自産自消のある社会の実現に向け様々な事業を展開する㈱マイファームにおける有機JAS専門チーム。ミッションは「すべての情熱農業者が、さらに輝くミライを」。有機JAS認証を取得するために活用すべき補助金や制度を中心としたお役立ち情報を発信しています。 【マイファーム公式】https://myfarm.co.jp